753 雑想ランデブー

映画、音楽、考えごと。カルチャーと哲学の実践的記録。でありたい。

克己のための散文

今になって、結婚してない/交際してないってすごく理想的な形だなと改めて強く思う。

 

今の自分は彼女のおかげで周りの目など全く気にしない強さを得たけど、その一方で彼女の目は常に気にしている。本当は誰の目も気にする必要なんてないのに。

 

誰かを大切に思いながら、いやいやでも自分は自分だから、と思えるだけの強さはまだ自分にはない。

 

真人間が正解とかではないと思うが、「自分とそれからたったもう一つのたましいと完全そして永久にどこまでも一緒に行こうとする、この変態を恋愛という」と言った宮沢賢治の真意が、ナイフを突き立てながら僕を問いただしている。