753 雑想ランデブー

映画、音楽、考えごと。カルチャーと哲学の実践的記録。でありたい。

遊具とコマと地球と、人生の共通点

なんて大げさなものではないですが。

ただ、

昔から回転するものが好きだった。


小さい頃は遊具にあるただひたすらぐるぐる回るだけのやつをただひたすらぐるぐる回していたし、小学校に上がってからも毎日がエブリデイのようにコマ回しに勤しんだ。空中コマ回しの練習中(懐かしい響きだ)友達の手元狂わせたコマが飛来しておでこに命中し流血事故を起こしたこともあったがその日も止血もそこそこに懲りずにぶん回し続けていたのを覚えている。

(脱線するが、この事故にまつわるエピソードを2つ

・当時界隈ではドュクシを駆使した実戦訓練の果てに死に果てたフリをするというのが流行っていて、コマが命中したときも(まさに命に中るといった感じで)僕はーまさか流血しているとはつゆ知らずー死んだフリをした。コマを滑らせた少年兵も模擬戦で死亡者が出るとは思ってなかったろうが、そこはやはり少年兵(小学校でいうと2年生)なので、本当に俺が逝っちまったと思ったようでひどく泣いていた。慟哭とはあれのことを言うんだろうなあ。

・僕はジョン・マクレーンではないので、デコッパチから血垂れ流しっぱなしってわけにもいかず、確か先生に連れられてすぐに保健室に行った(先生が連れてこられるまで死んだフリを続ける歴史的名演技)。そこで驚いたことには、保健室にはたまたま保健室の先生と話し込んでいたミス校長先生がいらして、僕はミス校長先生に治療をしていただいた。よく泣かないね~なんて言っていただいたと思うのだが、自分では一度も流血を目にしていないので泣きようがなかった。それよりも、ミス校長先生に癒していただいているということにただただ畏れ多く感服していた。校長先生というのは、言うなれば一国の女王で、たかが一少年兵としては、、(もうこれはいいか)。けどほんとに、右も左もわからない年齢でも校長が上なのはなんとなくわかっていて、大変ありがたく思ったものである。

 


話を戻して。

 


ふと、最近回しているものはあるだろうかと思った。

とりあえず、大2の頃にハンドスピナーをやったのは記憶にある。当時はまだ日本ではあまり知られておらず、かなりのサキドリだった。ほどなくしてズボンのポッケに入れたまま洗濯機でぐるぐるして2ダメにした。回るものが回るものに弱いのはコマ回し時代からの教訓であったのに。。。

 


さてそのあとはどうか。最近は何か回していたか。検索範囲をAfter2019-01-01に設定、脳内ぐるぐるリフレイン。

。。

。。。

。。。。

そういえば、回転に惹き込まれるのはどうしてなんだろか。当時は考えたこともなかった。今浮かんだのは、回転している時の動きの滑らかさと、しっかりと軸があるあの感じ。軸があるおかげで周辺はその周りを心置きなくぐるぐるできる。遠心力はちょうど台風みたいに矢印を外側に湾曲させながら伸ばしていって、反発した勢いがバランスを取り合って気持ちよく回る。


日本には四季があるおかげで、赤道直下の国々や、日の沈まない地域よりかは一年の流れを感じられる。それでもぐるぐる一年365日、結局は同じような日々の繰り返し。

これも回転だったわけだ。


最近は特に回してるものはありません。

とりあえず生きてます。