カメラ
デジタルカメラってどうやって目の前の景色を写真にしているんだろう。
世の中にはこういう使ってるけど構造はよくわからないというものが多い。
フィルムのカメラは分かる。
キーワードは露光と現像。
シャッターが切られたその瞬間にフィルムが陽の光を浴びて像が焼きつく。あとからそれを現像液という特殊な液体(この液体が、使えば使うほど新鮮な状態を保てるというまじで特殊な液体)(だからフィルムの現像を今でも取り扱ってる店はほとんどないってわけ)(ちなみに現像するならおすすめはカメラのみなみや)につけるとあら不思議撮った画像が浮かび上がるって寸法。
けどよく考えたら目の前の景色がフィルムに焼きつくというのもよく分からない話だ。
写真に写った景色と、そのとき自分の目に焼き付けた景色とが同じなのってもしかして超偶然なのではと思ったりする。
まあとにかく、カメラは「ここだ!」と思った瞬間を切り取ることができる思い出増幅装置であることは間違いない。
昔からよく写真を撮ってきた。
中学生の頃から出かけるときはデジカメを必ず持ち歩いた。
記録しなければこの日々は失われていくんじゃないかという焦りや不安があった。
それにこの日々はいつか振り返らたくなった時に、もう一度前を向くための力になると信じていた。
必ず財産になると確信していた。
そして今ではその場にいることを認められる一種の通行手形の役割も果たしている。
カメラマンがいて困ることはまずない。
カメラさえ持っていれば口数が少なかろうが多少嫌われていようが求められる存在であることは揺らがない。
存在価値を確保する。思えばそういうところが昔からあるのかもしれない。
デジタルカメラとフィルムカメラ、どちらが好きかと言われればフィルムカメラかもしれない。
撮れる枚数に限りがあるところ。
すぐにどんな写真が撮れたか分からないところ。
まあ、カメラロールは12000枚。