753 雑想ランデブー

映画、音楽、考えごと。カルチャーと哲学の実践的記録。でありたい。

エロティックな関係

 

あらすじ

パリの路地裏で私立探偵事務所を開くKISHINとその秘書RIEは、奥山という男から自分の愛人ロレーヌの浮気調査を依頼された。KISHINはロレーヌの浮気の証拠をつかむものの、彼女の妖しい魅力に逆に心奪われる。そんな折り、逆にロレーヌの方からKISHINに接近してきた。奥山の本業はゆすり屋で、金と地位のある男にロレーヌを抱かせてそれをネタに恐喝を働いているという。一方、奥山は紳士的な態度でRIEに近づき、高級なプレゼントや2人だけのファッションショー、古城でのディナーなどで彼女は夢心地となるが、、、

 

感想

やべえ映画(笑)

地獄みたいな内田裕也の演技と地獄みたいな展開の中で、若き日の大天使・宮沢りえの可愛さだけが天国。クセが強い内田裕也脚本に、衣装が変わる度にめちゃんこ可愛い宮沢りえで耐え抜くと、最後少しだけ良い映画だったなと思う。

 

終始ブラックユーモアがひどい(笑)

そもそも主人公の名前篠山紀信ってなんでだよ(笑)

その後もいやいや、おいおい、な展開が続く

 

若い頃の宮沢りえが可愛いのと同様に、若い頃の北野武が超絶かっこいい。

悪い役なんだけど、ただの悪役で終わらない凄みがある。なんでなんだろう。

 

テンポがとても悪く、かつ意味のないシーンがちょいちょいあるために、それも意味のないシーンの延長だろうと思ってた1シーンが、ラストに若干の情味を加えるのだが、わざわざ油断せずに見る必要もないな(笑)中だるみで一生にだらけて、最後に一緒にちょっと引き締まればいい。

 

オールパリロケらしく、まあそのようで美しいパリの街並みが映画をグレードアップさせている。てか音楽がいいね。

 

なんだかんだ楽しい映画だった。