イッツ・ギンザ・トーキョー
銀座が好きだ
お高くとまった人、外連味なくお洒落な人、若い頃からずっと来てるのであろうベテラン着物マダム、青くて黄色いシティボーイズにシティガールズ、、、
誰しも一度は歩いたことがある銀座大通り、高級ブランドが立ち並び金色の輝きギンギラギンにさりげなく。雰囲気はファビュラスでゴージャスでラグジュアリー。
でも、1本、いや2本(ここはさすがGINZA)路地に潜り入れば下町風情漂わせた居心地のよ~い親しみやす〜い一面を見せる。ここらにはグルメな店が溢れてる。最近の銀座は庶民に優しいコスパランチの宝庫でもある。そんな2面性のある銀座が好きだ。
大通りを歩いていても、自分みたいな中ぐらいの人間は目立つことはない。雑多な人混みに紛れ、背景に溶ける。少しくらいスキップしても気づかれないんじゃないか?というほど。銀座という街は、一見よそ者を寄せ付けない敷居の高さを感じさせつつも、一度足を踏み入れたものには決して冷たくしたりなどせず、来るものを拒まない寛大さを持った街でもある。そんな気高く懐の深さのある銀座が好きだ。
“多様性の街”というと渋谷を思い浮かべる人も多いか。しかし包容力では銀座も負けていない。なにせここは歴史が違うのだ。この街は何十年も首都・東京の中心地として君臨してきた実力と実績とがある。
論より証拠、
原宿 ベース・ヤード・トーキョー
表参道 RAW TOKYO
アイデンティティーの確立のため、東京の名を冠してその力に頼ろうとするところは多い。
しかし、銀座は違う。
銀座には銀座自体が持つブランドがある。
ギンザブランドがある。
例を挙げればピンからキリまで。枚挙にいとまがないキリがない。
さらに言えばだ、
銀座スカイラウンジ
Book Tea Bed 銀座店
お前らは銀座にねえだろ!!!!!
それでも銀座の名を欲してしまうのだ。
東京ではなく、銀座の名を借りたくなるのだ。
それこそが銀座の覇王色、銀座が銀座たる所以である。
GINZAである。
そんなオリジナリティとスペシャリティのある銀座が好きだ。
今回はそういう話。